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意思決定と問題解決 ITパスポート対策ストラテジ系-企業と法務編③

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2023-10-122023-09-26

意思決定

デシジョンツリー

様々な意思決定上の選択肢を木構造で表したものをデシジョンツリーといいます。

デシジョンツリーの例

このように選択肢を書きだすことで評価や比較が容易になり意思決定の補助となります。

期待値

結果の数値とその結果が起こる確率を掛け合わせたものを期待値といいます。

例えば上の決定木のA案の期待収益は、800万円×0.7+400万円×0.3=680万円と計算することができ、他の案も同様に計算して初期投資額を引けば最適な案を決定することができます。

モデル化・シミュレーション

モデル化とは物事の仕組みや関係性を単純化して表すことです。

モデルを作り様々な振る舞いをシミュレートすることで実際に行わなくとも結果を予想することが可能となります。

モデルには時間的要素を含まない静的モデル、含む動的モデルがあり、動的モデルはさらに、確率を含まない確定モデルと含む確率モデルに分類されます。

モデルの分類(静的モデル、動的モデル、確率モデル、確定モデル)

問題解決の手法

ブレーンストーミング

複数のメンバーが自由に意見を出し合うことで、問題の解決策や新たなアイディアを得ようという会議の手法です。

  • 批判をしない
  • 自由にアイディアを出す
  • アイディアの質より量を重視する
  • 他人のアイディアに便乗してもよく、アイディアを結合・発展させる

がブレーンストーミングの原則4つとされ、多様なアイディアが集まるよう工夫されています。

ブレーンライティング

ブレーンストーミングと同じくアイディアを集めるための手法ですが、話し合うのではなく、紙を回覧板のように回してアイディアを書いて貰います。

親和図法

まとまりのない多様なデータを親和性によってグルーピングして整理する手法が親和図法(KJ法)です。ブレーンストーミングで集まったアイディアを整理する際などに使われます。

親和図法のイメージ

在庫管理

在庫管理では、在庫切れを起こしたり過剰在庫を抱えないよう適切なタイミングで適切な量を発注することが重要となります。

主な発注方式は以下の2つです。

定期発注方式一定期間毎に発注を行います。発注量は在庫残や安全在庫を
定量発注方式在庫が一定の量(発注点)まで減少した時点で予め設定した量を発注します。定量発注方式の発注量は、経済的発注量という方法で計算され発注費用と在庫維持費用の総額が最小になるよう設定されます。

確認問題(過去問)

ITパスポート試験平成30年秋問50

プロジェクトリスクマネジメントは、リスクの特定, リスクの分析, リスクのコントロールという流れで行う。 リスクの特定を行うために, プロジェクトに影響を与えると想定されるリスクを洗い出す方法として, 適切なものはどれか。

ITパスポート試験平成28年秋問15

複数人が集まり, お互いの意見を批判せず、質より量を重視して自由に意見を出し合うことによって, アイディアを創出していく技法はどれか。

ITパスポート試験令和2年問53

プロジェクトのゴールなどを検討するに当たり,集団でアイディアを出し合った結果をグループ分けして体系的に整理する手法はどれか。

ITパスポート試験令和5年問24

需要量が年間を通じて安定している場合において,定量発注方式に関する記述として,最も適切なものはどれか。

これだけで受かるITパスポート

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