経営管理システム ITパスポート対策ストラテジ系-経営戦略編④
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2023-10-122023-10-06
CRM
カスタマーリレーションシップマネジメント(Customer Relationship Management)は、顧客それぞれの情報を一元的に管理し、顧客との関係維持や顧客満足の向上に役立てる手法で、顧客関係管理とも呼ばれます。
CRMに使われる顧客データベースなどからなるシステムをCRMシステムといい、営業活動支援システムであるSFA(Sales Force Automation)などと一体になっている場合もあります。
バリューチェーンマネジメント
企業内における一連の業務による価値の付加をバリューチェーン(価値連鎖)といいこれを管理、最適化する活動をバリューチェーンマネジメントといいます。
バリューチェーンマネジメントでは、直接的に製品を作り価値を生み出す活動を主活動、主活動を支える管理業務などを支援活動といいます。
SCM
製品の調達から販売にいらるまでの一連の流れをサプライチェーン(供給連鎖)といいこれを管理し、全体の最適化を目指す活動をサプライチェーンマネジメント(Supply Chain Management)といいます。
TQC
TotalQuality Control(全社的品質管理)の略で、製造部門のみならず人事、販売などの他部門も含めた企業全体で品質管理に取り組むことをいいます。
また、TQCで唱えられた品質管理目標への取り組みを経営戦略へ適用したものをTQM=Total Quality Management(総合的品質管理)といいます。
ERP
Enterprise Resource Planning(企業資源計画)の略で、財務、人事、生産、販売などの基幹業務を一元的に管理し、最適な資源分配を実現することで経営資源の有効活用を図る手法をいいます。
ERPを実現するために必要な機能を備えたソフトウェア群は、ERPパッケージと呼ばれます。
シックスシグマ
生産工程や各業務活動で、不良品、ミスの発生確率率を100万分の3.4未満に抑えようとする品質管理手法のことです。
シグマ(σ)は元々標準偏差を意味する統計学の用語で、正規分布に従う場合、6σを外れる確率は非常に低く、発生すれば異常と見なされることに由来します。
ナレッジマネジメント
企業活動にとって有用な知識やノウハウを共有化し、活用していく取り組みがナレッジマネジメントです。
組織における知識の共有、伝達については中野らのSECIモデルがよく知られています。
TOC
Theory Of Constraints(制約理論)の略で、制約となっている要因(ボトルネック)を解消することで、全体のパフォーマンスを向上させる手法のことです。
例えば、上の図のようになっている場合、生産能力の高い工程1や3を改善しても工程2で詰まり全体の時間当たりの産出量は向上しないためボトルネックとなっている工程2の生産能力を高めることが必要となります。
確認問題(過去問)
ITパスポート試験平成28年春問11
CRMに必要な情報として, 適切なものはどれか。
ITパスポート試験平成28年秋問5
CRM の前提となっている考え方として,最も適切なものはどれか。
ITパスポート試験令和元年秋問5
材料調達から商品販売までの流れを一括管理して,供給の最適化を目指すシステムはどれか。
ITパスポート試験平成29年春問6
一連のプロセスにおけるボトルネックの解消などによって, プロセス全体の最適化を図ることを目的とする考え方はどれか。
ITパスポート試験平成30年春問12
バリューチェーンの説明として,適切なものはどれか。
ITパスポート試験令和2年問15
SCMの説明として,適切なものはどれか。
ITパスポート試験令和4年問22
SCMシステムを構築する目的はどれか。
ITパスポート試験令和元年秋問28
業務の効率化を目指すために,SFAを導入するのに適した部門はどれか。
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