IoT・組込みシステム ITパスポート対策ストラテジ系-経営戦略編⑩
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2023-10-122023-10-10
組込みシステム
組込みシステム(エンベデッドシステム)は、パソコンやサーバーの中で動くのではなく、家電、携帯電話、産業機械などの機械に内蔵され特定の機能を実現するためのシステムです。
組み込みシステムには、
- 専用のハードウェアが使われることが多い。
- ハードウェアが小型でリソースが限られる。
- リアルタイム性が求められる。
- 高い安全性、信頼性が求められる。
などの特徴があります。
ファームウェア
ハードウェアのROMなどに直接書き込まれた直接ハードウェアを制御するためのソフトウェアをファームウェアといいます。組込みシステムで用いられる他、パソコンを起動する際に使用するBIOSもファームウェアの1種です。
組込みOS
特定の目的にのも使用される組込みシステムでは、OSを使用しない場合もありますが、多機能なものでは組込みOSと呼ばれる組込みシステム用のOSが使われます。
IoTを利用したシステム
IoTとはInternet of Thingsの略で、組込みシステムを利用して家電、自動車、テレビ、産業機械など様々な「モノ」をインターネットに接続することをいいます。
IoT化することによって、
- 遠隔監視
- 遠隔制御
- 最適化
- 自律化
などを実現することが可能となります。
スマートファクトリー
工場内の工作機械や設備をネットワークで接続して各種データを自動で収集することで生産効率の向上や省電力化を図る高機能工場のことです。
カメラから取り込んだ画像をコンピューターで処理して情報を取り出し、判断を行わせる(人間が検品する代わりに映像を基に不良品を判別するなど)マシンビジョンもスマートファクトリーを実現するために重要な技術です。
スマート農業
IoT、人工知能、ロボットなどの先端技術を活用した農業をスマート農業といいます。例えば、センサー技術やIoTで作物の育成状況を監視したり、ドローンを使用した農薬の自動散布などがこれにあたります。
コネクテッドカー
インターネットを介してサーバーとリアルタイムで連携する機能を備えた車のことで、CASE(Connected,Autonomous,Shared & Services,Electric)と称される自動車の次世代技術、サービスのひとつです。
カーシェアリングサービスのように自動車などの移動手段をサービスとして提供する考え方は、MaaS(Mobility as a Service)と呼ばれます。
HEMS
Home Energy Management Systemの略で、電気、ガスなど家庭で使用するエネルギーを総合的に管理し、省エネ化を図るシステムをいいます。
スマートグラス
スマートグラスは眼鏡型のウエアラブル端末の総称です。様々なタイプのものがありますが、ARグラス、MRグラスでは現実空間にコンピュータで創り出した映像を重ね合わせて表示することができます。
スマートスピーカー
音声で指示を出すことで、Web検索を行ったり、IoT家電を操作することができる高機能スピーカーです。
ワイヤレス給電
ケーブルで接続しなくても、電磁波などを用いて充電ができる技術です。一部のスマートフォンなどで使用されています。
確認問題(過去問)
ITパスポート試験令和元年秋問3
IoTの事例として,最も適切なものはどれか。
ITパスポート試験令和元年秋問13
IoTに関する記述として,最も適切なものはどれか。
ITパスポート試験令和2年問8
電力会社において、人による検針の代わりに,インターネットに接続された電力メータと通信することで,各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように,様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。
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