中小企業診断士 財務・会計過去問令和4年
オプション
問題文正答率:25.00%
第1問 以下の資料に基づき、決算日の調整後の当座預金勘定残高として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資 料】
当店の決算日現在の当座預金勘定残高は 500,000 円であったが、銀行から受け取った残高証明書の残高は 480,000 円であったので、不一致の原因を調査したところ、次の事実が判明した。
① 仕入先銀座商店へ買掛金 80,000 円の支払いのために振出した小切手が、未取付であった。
② 得意先京橋商店から売掛金 150,000 円の当座振込があったが、通知未達のため未記入である。
③ 得意先新橋商店が振出した小切手 200,000 円を当座預金口座へ預け入れたが、いまだ取り立てられていない。
④ 水道光熱費 50,000 円の通知が未達である。
〔解答群〕
https://ja.mondder.com/fq?id=1038🔗
問題文正答率:25.00%
第2問 A、B、Cの各商店は、いずれも資産 2,000 万円、負債 500 万円を有する小売業であるが、あるとき各商店ともそれぞれ 800 万円で店舗を増築した。支払いの内訳は以下のとおりである。
- A店は全額を自店の現金で支払った。
- B店は建築費の半額を銀行より借り入れ、残額を自店の現金で支払った。
- C店は全額、銀行からの借り入れであった。
下表のア〜オのうち、増築後の各商店の財政状態を示すものとして、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
A店のように全額自身が保有する現金で支払った場合、現金(資産)がなくなって店舗の価値(資産)が増えるだけですからバランスシートは変化しません。
B店やC店のように借入を行うとその分だけ資産総額が大きくなります。
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問題文正答率:25.00%
第3問 収益認識のタイミングとして、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1040🔗
問題文正答率:25.00%
第4問 外貨建取引に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
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問題文正答率:75.00%
第5問 貸借対照表における無形固定資産に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
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問題文正答率:25.00%
第6問 原価計算における非原価項目として、最も適切なものはどれか。ただし、すべて正常なものであるとする。
解説・コメント
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問題文正答率:25.00%
第7問 当社は資本金 1 億円以下の中小法人に該当する。当期 400 万円の繰越欠損金を計上した。そのときの仕訳として、最も適切なものはどれか(単位:万円)。なお、法人税の実効税率は 30 %とする。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1044🔗
問題文正答率:25.00%
第8問 従業員の給料・賞与支払時に「預り金」として処理するものとして、最も不適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1045🔗
問題文正答率:25.00%
第9問 退職給付会計に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1046🔗
問題文正答率:25.00%
第10問 自己株式の会計処理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1047🔗
問題文正答率:25.00%
第11問 当期は X5 年 4 月 1 日から X6 年 3 月 31 日の 1 年間である。決算整理前の機械勘定の残高は 216,000 円であるが、当期より直接控除法から間接控除法に記帳方法を変更する。この機械は X1 年 4 月 1 日に取得したものであり、耐用年数 10 年、残存価額をゼロとする定額法により減価償却を行っている。
この機械の取得原価として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
X1年4月1日に取得し、今はX6年3月31日なので、これまでに4回減価償却されていることが分かります。
耐用年数10年、残存価額ゼロの定額法なので元の価格をXとすると減価償却費は(X÷10)で、その金額は、直接機械勘定から直接引かれているので、 X-(X÷10)×4 = 216,000となります。
これを解くと360,000となるのでウが正解です。
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問題文正答率:25.00%
第12問 当工場では、単一製品Xを製造・販売している。以下の資料に基づいて、下記の設問に答えよ。
【資 料】
当期における実績値は次のとおりであった。
製造原価 販売費及び一般管理費
直接材料費・・・・・・240 円/個 変動販売費・・・・・・・・100 円/個
直接労務費・・・・・・160 円/個 固定販売費・一般管理費・・50,000 円
製造間接費
変動費・・・・・・100 円/個
固定費・・・・・・200,000 円
また、当期の生産量は 1,000 個、販売量は 800 個(単価 1,000 円)であり、仕掛品および期首製品は存在しない。
(設問 1 )直接原価計算を採用した場合の営業利益として、最も適切なものはどれか。
(設問 2 )損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
販売量は800個、単価1,000円なので売上は、800,000円。
費用を固定費と変動費で分けると、変動費は600円/個、固定費は250,000円となります。
よって、800,000-600×800個-250,000=70,000円となり、設問1はウが正解となります。
販売価格は1.000円なので変動費率は600÷1,000で0.6となり、売上をSとすると、S-0.6S-250,000=0となる売上高が損益分岐点売上高なのでこれを解くと、S=625,000となります。よって設問2はウが正解です。
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問題文正答率:25.00%
第13問 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
A社では、X1 年 4 月末に以下のような資金繰り表(一部抜粋)を作成した(表中のカッコ内は各自推測すること)。
売上高の実績額および予想額は以下のとおりである。
(単位:万円)
4 月(実績) | 5 月(予想) | 6 月(予想) | 7 月(予想) |
1,000 | 1,000 | 1,200 | 1,600 |
また、条件は以下のとおりである。
- ① 売上代金の 20 %は現金で受け取り、残額は翌月末に受け取る。
- ② 仕入高は翌月予想売上高の 60 %とする。仕入代金は全額現金で支払う。
- ③ すべての収入、支出は月末時点で発生するものとする。
- ④ 5 月末に事務用備品の購入支出が 300 万円予定されているが、それを除き、経常収支以外の収支はゼロである。
- ⑤ A社では、月末時点で資金残高が 200 万円を下回らないようにすることを、資金管理の方針としている。
(設問 1 )A社は資金不足に陥ることを避けるため、金融機関から借り入れを行うことを検討している。 6 月末の時点で資金残高が 200 万円を下回らないようにするには、いくら借り入れればよいか。最も適切なものを選べ。ただし、借入金の利息は年利率 5 %であり、 1 年分の利息を借入時に支払うものとする。
(設問 2 )中小企業診断士であるあなたは、A社の経営者から、当座の資金繰り対策として銀行借り入れ以外の手段がないか、アドバイスを求められた。 6 月末の時点で資金残高が 200 万円を下回らないようにするための手段として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
②より6月の現金仕入は960なので、6月の支出合計は1,500となります。
前月末残高470+収入合計1,040から支出合計1,500を引くと10となり、200を下回らないようにするには、支払う利息分があるので200必要ということになります。よって設問1はイが正解です。
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問題文正答率:25.00%
第14問 B社は以下のような条件で、取引先に貸し付けを行った。割引率を 4 %としたとき、貸付日における現在価値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① 貸付日は 2020 年 7 月 1 日、貸付期間は 5 年であり、満期日の 2025 年 6 月 30 日に元本 200 万円が返済されることになっている。
② 2021〜2025 年の毎年 6 月 30 日に、利息として元本の 5 %である 10 万円が支払われる。
③ 期間 5 年のときの複利現価係数と年金現価係数は以下のとおりである。
複利現価係数 | 年金現価係数 | |
4 % | 0.822 | 4.452 |
5 % | 0.784 | 4.329 |
〔解答群〕
解説・コメント
条件から毎年いくらのお金が入ってくるのかを整理すると、1年後に10万円、2年後に10万円、3年後に10万円、4年後に10万円、5年後に10万円+200万円ということになります。
この10万円の部分を毎年入ってくる定収入を現在価値に直せる年金原価係数で計算すると10万×4.452=44.52万円となります。
次に5年目の200万円を複利現価係数で割り引くと200万円×0.822=164.4万円となります。
これを足すと、164.4万円+44.52万円=208.92万円なので、エが正解となります。
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問題文正答率:25.00%
第15問 C社では、以下の証券Yと証券Zに等額ずつ分散投資するポートフォリオで運用することを検討している。証券Yと証券Zの収益率の相関係数がゼロのとき、ポートフォリオの収益率の標準偏差として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
証券Y | 証券Z | |
期待収益率 | 3 % | 6 % |
標準偏差 | 10 % | 20 % |
ただし、 である。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:25.00%
第16問 以下の図は、すべてのリスク資産と安全資産により実行可能な投資機会を表している。投資家のポートフォリオ選択に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:25.00%
第17問 以下の資料に基づき計算したサステナブル成長率(内部留保のみを事業に投資した場合の純資産の成長率)として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【資 料】
売上高 | 5,000 万円 |
当期純利益 | 200 万円 |
総資産 | 4,000 万円 |
純資産 | 1,000 万円 |
配当 | 80 万円 |
〔解答群〕
解説・コメント
サスティナブル成長率=当期純利益÷自己資本×内部留保率です。
当期純利益200万円から配当80万円を除いた120万円が内部留保分なので内部留保率は、120÷200で0.6となり、
200÷1,000×0.6=0.12となります。
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問題文正答率:25.00%
第18問 企業価値評価における割引超過利益モデルに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1055🔗
問題文正答率:25.00%
第19問 非上場会社の株式評価の方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1056🔗
問題文正答率:25.00%
第20問 先物取引および先渡取引に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1057🔗
問題文正答率:25.00%
第21問 投資の評価基準に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
- 回収期間が短いほど、内部収益率は高くなる。
- 回収期間法では、回収後のキャッシュフローを無視している。
- 正味現在価値法では、投資によって生じる毎年のキャッシュフローの符号が複数回変化する場合、異なるいくつかの値が得られる場合がある。
- 内部収益率法を用いて相互排他的投資案を判定すると、企業価値の最大化をもたらさないことがある。
〔解答群〕
解説・コメント
内部収益率とは、投資額の現在価値と将来得られるキャッシュフローの現在価値の合計額が等しくなる場合の割引率です。回収期間が短いほど、内部収益率は高くなるということはありません。
回収期間とは、投資額と同じだけのキャッシュを得られるのにかかる期間のことで、投資額を年毎のキャッシュフローで割って求められます。回収後のキャッシュフローは考慮されないのでbは正解です。
正味現在価値法は、一定の割引率を使い現在価値に直したキャッシュフローから投資額を引いて投資を評価するものです。「キャッシュフローの符号が複数回変化する場合、異なるいくつかの値が得られる」ということはありません。
内部収益率法では、内部収益率が必要収益率を上回る場合に投資を実施すべきと判断されますが、内部収益率は投資の規模を考慮していないため、内部収益率のみを他の案件と直接比較して意思決定すると企業価値の最大化をもたらさないことがあります。
https://ja.mondder.com/fq?id=1058🔗
問題文正答率:50.00%
第22問 リスクがある場合の割引現在価値の計算に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1059🔗
問題文正答率:25.00%
第23問 配当政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、他の条件は一定とする。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=1060🔗
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解説・コメント
①と③は修正不要になります。基本的に時間がたてば放っておいても差が解消するものは修正不要です。
②は、
④は、
となり、500,000+150,000-50,000=600,000となります。