薬剤師国家試験 過去問 第105回2日目(3) 一般問題(薬学実践問題)
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問題文正答率:50.00%
一般問題(薬学実践問題)【病態・薬物治療、法規・制度・倫理/実務】
問286−287 9歳男児。体重26kg。咳を伴う40℃近くの発熱が2日間続いた。近医を受診し、アセトアミノフェン錠とセフカペンピボキシル塩酸塩錠が5日分処方された。3日間経過しても解熱傾向が見られず、夜も眠れないほどの乾いた咳が続いているため、総合病院に紹介され入院治療を行うことになった。喀痰のグラム染色で陽性菌も陰性菌も同定されなかった。胸部レントゲン検査で多発性のすりガラス状陰影を認めた。セフカペンピボキシル塩酸塩錠を中止し、以下の処方を開始した。
- (処方)
- エリスロマイシン腸溶錠200mg 1回1錠(1日4錠)
- 1日4回 朝昼夕食後、就寝前 14日分
問286(病態・薬物治療)
この患者の入院時の血液検査の結果として、妥当なのはどれか。2つ選べ。
問287(実務)
処方変更後3日目には咳は軽快し解熱傾向を認めたものの、37.5℃前後の微熱が継続している。薬剤師が今後の治療方針を医師と確認した。その内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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問題文正答率:50.00%
問288−289 28歳女性。日頃から月経による出血量が多く、痛みも強い。食事は炭水化物中心で不規則だった。3ヶ月前から階段を上がるときに息切れを感じていたが、運動不足と寝不足が原因と考え、放置していた。2週間前より動悸、息切れ、めまいなどの自覚症状が増強した。かかりつけ医を受診したところ、顔面や眼瞼結膜の蒼白などの他覚症状が認められ、血液検査でヘモグロビン値7.2g/dL、赤血球数260万/μLであった。下記の薬剤が処方され来局した。
- (処方)
- クエン酸第一鉄ナトリウム錠50mg 12錠(1日2錠)
- 1日1回 夕食後 14日分
薬局の薬剤師は患者から、膝の外傷部の化膿に対して整形外科からセフジトレンピボキシル錠と耐性乳酸菌製剤が処方され、数日前から服用中であることを聴取した。
問288(実務)
薬剤師の患者への対応として正しいのはどれか。2つ選べ。
問289(病態・薬物治療)
薬物治療によってヘモグロビン値が11.6g/dL、赤血球数が390万/μLとなった。改善が期待できる臨床所見として適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
288
1→相互作用は認められていない
4→タンニン酸が鉄の吸収を阻害することがあるが、最近ではあまり影響がないといわれている
5→相互作用は認められていない
289
1→再生不良性貧血の所見である
2→巨赤芽球性貧血の所見である
5→自己免疫性溶血性貧血の所見である
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問題文正答率:50.00%
問290−291 17歳男性。身長170cm。断続的に続く腹痛と下痢を呈し、3ヶ月間で体重が60kgから54kgへと減少した。最近は、38℃前後の発熱を認めることがある。近医を受診し、内視鏡検査を行ったところ、回盲部と空腸から横行結腸にかけて非連続的な潰瘍病変が観察された。そこで、プレドニゾロン(50mg/日)とメトロニダゾール(750mg/日)による治療が開始された。なお、この患者はB型及びC型肝炎ウイルスには感染していない。
問290(病態・薬物治療)
この患者の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問291(実務)
治療開始後も症状改善が見られないため、10月中旬より入院してアダリムマブによる治療を開始することになり、患者の治療方針を医療チームで話し合うことになった。薬剤師がチームに提案することとして適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
290
2→口腔から肛門までの全消化管に病巣を生じる
3→赤血球沈降速度は促進する
4→栄養療法と薬物治療が中心である
291
1→投与後に効果の減弱やアレルギー反応がある場合に検査を行う
4→C型肝炎治療薬である
5→原発性胆汁性肝硬変で認められる
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問題文正答率:50.00%
問292−293 35歳女性。身長153cm、体重40kg。半年前に出産した。出産直後より暑がりになり、水をよく飲み、汗をたくさんかくようになった。1ヶ月ほど前から食欲はあるが、やせてきたと感じていた。また、起床時の顔や手のむくみ、動悸や手指の振戦も自覚するようになった。最近、家族から眼球が突出し、首が腫れていると指摘され、近医を受診した。その際の血圧は148/70mmHg、脈拍は120/分であった。
問292(実務)
この患者の治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
問293(病態・薬物治療)
薬物治療により自覚症状が改善した。治療前と比べて血液検査所見で認められる変化はどれか。2つ選べ。
解説・コメント
292
1→高血圧、前立腺肥大症に使用される
3→甲状腺機能低下症に使用される
4→高血圧、前立腺肥大症に使用される
293
バセドウ病では血清コレステロール値の低下がおこる
そのため、血中甲状腺ホルモンが低下すると血清コレステロール値や血中TSHは上昇する
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問題文正答率:50.00%
問294−295 26歳女性。糖尿病の既往がある。大学卒業後、就職し、仕事が増え始めた頃から奇異な言動が見られ始め、部屋に引きこもり、独り言を言う、壁を叩く、蹴るような行動が見られるようになった。心配した家族とともに精神科を受診したところ、統合失調症と診断されて入院となり、アリピプラゾールによる治療が開始された。入院時の検査値はNa142mEq/L、K4.1mEq/L、Ccr110mL/min、AST22U/L、ALT43U/L、HbA1c6.4%(NGSP値)であった。アリピプラゾールを徐々に増量し、30mg/日まで増量した結果、壁を叩くような行動はなくなった。しかし、薬剤師が病室を訪問した際、患者はろれつが回りにくく、手指振戦をきたしていることに気付いた。患者と面談したところ、トイレに行くための歩行もしづらく、日常生活に支障が生じるので困るとの訴えがあった。
問294(病態・薬物治療)
この患者に認められた手指振戦は、抗精神病薬の有害作用と考えられる。その作用発現に関係するドパミン神経経路はどれか。1つ選べ。
問295(実務)
今後の治療方針について薬剤師が行う医師への提案として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
294
この患者では手指振戦を認められているため、錐体外路症状を発症しているので、錐体外路症状をおこす作用発現には選択肢3が関与する
295
中枢性抗コリン薬や使用される
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問題文正答率:50.00%
問296−297 59歳男性。162cm、51kg。慢性腎炎が進行し、13年前より血液透析(HD)治療を受けている。HDに際しては、HD開始前にそう痒予防のためにジフェンヒドラミン塩酸塩錠10mgを4錠内服している。また、体外循環中の凝固防止の目的でナファモスタットメシル酸塩注(後発品)を用いている。最近15日間における患者の体温とCRP値は図のようになった。
問296(病態・薬物治療)
HD実施日に発熱が見られたため検査した結果、抗ナファモスタットIgEが陽性であることが第9日に明らかとなった。抗ナファモスタットIgEが陽性になった機序に関する記述のうち、適切なのはどれか。1つ選べ。
問297(実務)
検査結果を受けて対処した結果、第11日以後はHD後の症状が見られなくなった。対処した内容として考えられるのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
296
1→抗体産生は行われない
3→B細胞から分化する
4→B細胞から分化する
5→感作T細胞は抗体産生をしない
297
血液透析のさいには血液が凝固してしまう可能性があるので抗凝固薬のナファモスタット、低分子ヘパリン、ヘパリンが使用される
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問題文正答率:50.00%
問298−299 60歳男性。身長160cm、体重60kg。40歳頃に糖尿病と診断され、経口糖尿病薬の内服を開始した。50歳頃に腎障害を指摘され、55歳頃に、目のかすみ、眼性疲労、眼痛を自覚したため眼科を受診した。検査値はHbA1c6.5%(NGSP値)、血清クレアチニン値1.2mg/dLであった。眼圧が右23mmHg、左28mmHgで、視野欠損が認められ、閉塞隅角緑内障に対し、ラタ眼液0.005%とチモロールマ眼液0.25%による治療が開始されていた。
問298(病態・薬物治療)
この患者の眼科受診時の病態として可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
問299(実務)
最近、仕事が多忙で通院が滞りがちになっていたところ、朝から特に誘因なく急激な頭痛があり、嘔吐したため、総合病院を緊急受診し、急性閉塞隅角緑内障の発作と診断された。受診時の血液検査では、HbA1c7.2%(NGSP値)、血清クレアチニン値1.7mg/dLであり、糖尿病と腎機能の悪化も認めている。この患者に最初に行う治療法として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
298
1→眼圧は正常よりも高い
2→角膜が懸濁することはまれである
4→白内障の記述である
299
急性閉塞隅角緑内障では高張浸透圧薬が最も有効である
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問題文正答率:50.00%
問300−301 75歳女性。153cm、48kg。心疾患の治療中に骨密度の低下を認め、以下の処方薬を継続して服用している。家の中で転倒後、腰痛が持続するため、かかりつけ医を受診し、整形外科病院に紹介入院となった。MRI検査の結果、腰椎圧迫骨折と診断され、1ヶ月間の入院加療と安静が指示された。患者は60歳頃から趣味で編み物をしている。喫煙歴はなく、時折、グラスに2~3杯のワインを飲むことを楽しみにしている。
- (処方)
- エルデカルシトールカプセル0.5μg 1回1カプセル(1日1カプセル)
- 1日1回 朝食後 28日分
- L-アスパラギン酸カルシウム錠200mg 1回1錠(1日3錠)
- 1日3回 朝昼夕食後 28日分
- アレンドロン酸ナトリウム錠35mg 1回1錠(1日1錠)
- 毎週月曜日 起床時 4日分(投与実日数)
- ジゴキシン錠0.125mg 1回1錠(1日1錠)
- 1日1回 朝食後 28日分
問300(病態・薬物治療)
この患者の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問301(実務)
患者の退院時に薬剤師が行う指導として適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
300
1→副作用に骨粗しょう症はない
2→骨密度測定が有効である
4→副作用に骨粗しょう症はない
301
2→軽度な運動は行うべきである
3→摂取が推奨されているため、控える必要はない
5→コップ1杯の水で服用すること
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問題文正答率:50.00%
問302−303 58歳女性。左乳がんと診断され、摘出術を受けた後、AC(ドキソルビシン塩酸塩+シクロホスファミド水和物)療法4コースが施行された。1年後に再発、転移が確認されたため、週1回のパクリタキセルを用いた治療の導入のため入院し、2コース目からは外来にて治療継続となった。再発時から切られるような鋭い強い痛みが出現しており、患者の希望により以下の鎮痛薬が処方されている。肝、腎機能は正常である。
- (処方)
- ロキソプロフェンナトリウム錠60mg 1回1錠(1日3錠)
- 1日3回 朝昼夕食後 14日分
- オキシコドン徐放錠5mg 1回1錠(1日2錠)
- 1日2回 8時、20時 14日分
5コース目の来院時に、指先がしびれて感覚がなくなり、電撃痛があると患者から訴えがあり、鎮痛薬の追加について薬剤師が相談を受けた。
問302(病態・薬物治療)この患者に生じた電撃痛に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問303(実務)
薬剤師が主治医に提案すべき薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
302
2→内蔵痛は侵害受容性疼痛である
3→体性痛である
4→体性痛に関する記述である
303
1→弱オピオイドである
2→弱オピオイドである
3→弱オピオイドである
4→非オピオイド鎮痛薬である
https://ja.mondder.com/fq?id=6096🔗
問題文正答率:50.00%
問304−305 70歳女性。糖尿病の既往歴はない。非小細胞肺がん(扁平上皮がん、PD-L1発現率15%)と診断され、ニボルマブ点滴静注240mg、2週間毎の投与が開始された。経過良好だったが、6回目の投与後、自宅で強い倦怠感、食欲低下、口渇と多尿が出現し、水分摂取も困難であったため、緊急受診した。受診時、朝食をとらずに行った検査値は以下の通りである。
検査値:Na135mEq/L、Cl96mEq/L、K5.4mEq/L、BUN23mg/dL、HbA1c6.0%(NGSP値)、血糖値571mg/dL、血液pH7.1、尿糖4+、尿ケトン3+
問304(病態・薬物治療)
この患者に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問305(実務)
この患者に実施されるべき治療の目的と薬物治療の組合せとして適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
304
1→Tリンパ球機能は亢進する
4→薬剤投与中または投与開始24時間以内にあらわれる過敏症のこと
5→1型糖尿病である
305
糖尿病性ケトアシドーシスを発症しているため速効型インスリンを投与する必要がある
https://ja.mondder.com/fq?id=6097🔗
問題文正答率:50.00%
問306−307 焼き鳥屋に勤務している従業員が油で汚れた換気扇の掃除を行うため、20w/v%水酸化ナトリウム溶液を買い求めに来局した。この焼き鳥屋は、毒物劇物営業者ではなく、今回初めてこの薬局を利用した。なお、この20w/v%水酸化ナトリウム溶液は劇物である。
問306(法規・制度・倫理)
この薬局の薬剤師が、20w/v%水酸化ナトリウム溶液を販売する際の対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。
問307(実務)
販売することになった20w/v%水酸化ナトリウム溶液の使用に関する薬剤師のアドバイスとして、適切でないのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
306
2→身分証明書の提示がなくても販売できる
3→届け出は不要である
5→5年間保存すること
307
5→引火性はない
https://ja.mondder.com/fq?id=6098🔗
問題文正答率:50.00%
問308−309 29歳女性。全身性エリテマトーデスの診断を受け、入院して処方1による治療が行われ、その後、処方2による治療に切り替わることになった。薬剤師が患者と面談したところ、「治療が必要なのは理解しているが、ムーンフェイスの副作用が嫌なので積極的に治療を受ける気になれない」と落ち込んだ様子だった。
- (処方1)
- 点滴静注 注射用メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム
- (500mg/バイアル 2本)1,000mg
- 生理食塩液250mL
- 1日1回 朝食後 2時間かけて投与 3日間連日投与
- (処方2)
- プレドニゾロン錠5mg 1回8錠(1日8錠)
- 1日1回 朝食後 処方1終了翌日から 14日分
問308(法規・制度・倫理)
この患者は〝治りたい〟が〝副作用は嫌〟という葛藤を抱えている。このような患者への対応のうち、適切でないのはどれか。1つ選べ。
(注)ラポール:心理学用語で、お互いに信頼感で結ばれている関係のこと。
問309(実務)
薬剤師が話を聞いたところ、患者は結婚式を控えており、治療全般について抵抗感があることが分かった。この治療に関する患者への説明内容のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
308
3→面談中にどんなときにもにこにこしているのは不適切である
309
1→ステロイドの服用により、食欲が亢進するため、食事には注意が必要である
2→ステロイド離脱症候群がおこるため不適切である
5→処方2は最低用量のため副作用が生じる可能性が低いと指導するのっは不適切である
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問題文正答率:50.00%
問310−313 46歳男性。2年前に甲状腺全摘手術を受けた後、レボチロキシンナトリウム錠内服による薬物治療を行っている。通院間隔が6ヶ月に一度に変更になり、180日分の処方箋を持って来局した。この患者の薬剤服用歴を確認すると、過去に服用忘れや、自己判断で服用を中断していた可能性が疑われた。長期処方への変更に伴い、薬剤師が服薬アドヒアランスに関連した注意事項を説明することになった。
問310(実務)
この処方薬の服用を中断することによって起こりうるものとして、薬剤師が説明すべき症状はどれか。2つ選べ。
問311(法規・制度・倫理)
近隣に専門クリニックが開院したこともあり、甲状腺治療薬の長期処方が増加している。一方で、この患者のように、継続治療が必要なのに、服用を忘れたり、勝手に中断する患者が多い。
そこで、長期処方の患者に対して、薬剤師が電話によるフォローアップを行うことで、患者の服薬アドヒアランスの改善又は症状悪化の早期発見につながるかを検討することにした。
この漠然とした臨床疑問を解決可能な臨床研究にするために、まずはPECO(注)又はPICO(注)を使って疑問を構造化することにした。この研究のPECO又はPICOの組合せとして、適切なのはどれか。1つ選べ。
(注)PECOやPICOは疑問を構造化するための手法の1つ。PはPatient、EはExposure、IはIntervention、CはComparison、OはOutcomeの頭文字のこと。
問312(法規・制度・倫理)
作成したPECO又はPICOに従って、実際に介入研究を行うことになった。この研究を実施するにあたり薬剤師がとして、適切なのはどれか。2つ選べ。
問313(実務)
この介入研究において、レボチロキシンナトリウム錠の服薬アドヒアランスを評価する方法として、適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
310
2→拡張期高血圧となることがある
4→新陳代謝が低下するため、皮膚はカサカサになる
5→むくみがおこるため、体重は増加する
311
PECO PICOとはP→どんな患者 EまたはI→どんな介入 C→何と比較 O→どんな結果
312
1→収集するデータにばらつきが生じることが考えられるため不適切である
3→研究者等は当該研究に係る資金源、起こりうる利害の衝突及び研究者等の関連組織との関わりを研究計画書に記載しなければならない
4→同意を取得する必要はある
313
1→薬剤種類数を調べてもアドヒアランスを評価する方法としては適切ではない
4→患者の服薬状況は不明なため不適切である
5→患者の服薬状況は不明なため不適切である
https://ja.mondder.com/fq?id=6100🔗
問題文正答率:50.00%
問314−315 40歳男性。自営業。アトピー性皮膚炎の治療のため、かかりつけの薬局を利用している。この度、市から通知された特定健康診査を受け、下記の検査結果を持って来局した。
身長176cm、体重79kg、腹囲86cm、収縮期血圧138mmHg、拡張期血圧88mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、中性脂肪124mg/dL、HDL-C48mg/dL、空腹時血糖値93mg/dL、HbA1c5.5%(NGSP値)。心電図異常なし。喫煙歴21歳頃から1日20本程度。
この検査結果を踏まえて、医師から禁煙を強く勧められたとのことであった。
問314(法規・制度・倫理)
この男性が受けた特定健康診査は、どの法律に基づくものか。1つ選べ。
問315(実務)
薬剤師が「禁煙をサポートしましょうか」と声をかけたところ、「禁煙は初めてだけどやってみます」と回答があった。この男性への薬剤師の対応として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
314
高齢者の医療確保に関する法律では特定検診法に基づき行われている
315
タバコには離脱症状があるため不適切である
https://ja.mondder.com/fq?id=6101🔗
問題文正答率:50.00%
問316−317 68歳男性、肝硬変。低タンパク血症によると考えられる難治性の腹水が認められたため、高張アルブミン製剤(献血アルブミン20%静注)による治療が開始された。初回投与前の血清アルブミン濃度は1.9g/dLであり、投与後の目標血清アルブミン濃度は3.5g/dLとされた。なお、この薬剤の容器には「特生物」の表示がある。
問316(実務)
この薬剤の使用に関する記述のうち、適切でないのはどれか。1つ選べ。
問317(法規・制度・倫理)
この薬剤を取り扱う薬剤師が行わなければならないこととして、適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
316
1→血漿膠質浸透圧低下を改善する目的で使用する
317
1→かぎの規定はない
2→保管場所への表示の規定はない
4→20年間保存しなければならない
https://ja.mondder.com/fq?id=6102🔗
問題文正答率:50.00%
問318−319 保険薬局に勤務して3年が経過した薬剤師が、今年度から近隣の中学校の学校薬剤師を担当することになった。1ヶ月後には薬物乱用防止教室での講師を担当することになっている。そのため、学校保健安全法の内容を確認することにした。
問318(法規・制度・倫理)
この法律に基づく学校薬剤師の職務として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
問319(実務)
この薬剤師が行う薬物乱用防止教室に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
318
健康診断の実施は学校薬剤師の職務ではない
319
1→薬剤師に特化したものではなく、警察職員や学校医などが行うこともある
2→薬物の危険性を認識させることが目的のため、不適切である
5→1回の使用でも薬物乱用という
https://ja.mondder.com/fq?id=6103🔗
問題文正答率:50.00%
問320−321 36歳女性。以前から、関節リウマチに対して以下の薬剤による治療を受けていた。ある日、体調不良により緊急入院となり、この薬剤による間質性肺炎と診断された。この薬剤の服用開始時に、薬剤師が重大な副作用の初期症状を説明していた。そのため、副作用である間質性肺炎が早期に発見され入院治療することができた。
- (処方)
- メトトレキサートカプセル2mg 1回1カプセル(1日2カプセル)
- 毎週日曜日 1日2回 9時、21時 4日分(投与実日数)
- メトトレキサートカプセル2mg 1日1カプセル(1日1カプセル)
- 毎週月曜日 1日1回 9時 4日分(投与実日数)
問320(実務)
この患者に対して、薬剤師が説明した間質性肺炎の初期症状として適切なのはどれか。1つ選べ。
問321(法規・制度・倫理)
この患者の家族から、医薬品副作用被害救済制度について質問を受けた。この制度の説明のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
320
2→SJ症候群や、ライエル症候群の記述である
3→アナフィラキシーショックの記述である
4→肝機能障害の記述である
5→偽アルドステロン症の記述である
321
1→抗がん剤、免疫抑制剤などの投与による副作用は救済給付の対象外である
2→PMDAが決定する
4→症状や程度によって給付額は異なる
https://ja.mondder.com/fq?id=6104🔗
問題文正答率:50.00%
問322−323 62歳男性。妻と死別し独居である。認知症があり、介護保険制度による要支援2のサービスを受けている。前回の処方からドネペジル塩酸塩が5mgから10mgに増量になった。薬剤師が医師の指示により患者宅を訪問したところ、患者から最近尿が出にくく、吐き気があると訴えがあった。また、3日前から風邪気味のため、市販薬であるA顆粒を服用していることがわかった。
- [成分・分量・用法]
- A顆粒3包中
- サリチルアミド 648mg
- アセトアミノフェン 360mg
- プロメタジンメチレンジサリチル酸塩 32.4mg
- 無水カフェイン 144mg
- 成人(15歳以上) 1回1包 1日3回
問322(実務)
この薬剤師の薬学的介入に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
問323(法規・制度・倫理)
介護保険制度に照らしたこの患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
322
3→併用禁忌ではない
4→ドネペジルの作用を増強させるものは含まれていない
5→無水カフェインは利尿作用を有する
323
2→介護予防居宅療養管理指導料を算定する
3→介護保険を優先するため、算定しない
4→予防給付を受けることができる
https://ja.mondder.com/fq?id=6105🔗
問題文正答率:50.00%
問324−325 71歳男性。膵臓がんで入院治療していたが、本人の希望もあり退院し、自宅で緩和ケアを受けている。退院時は、以下の処方であった。薬剤師が訪問したところ、痛みの評価は、NRS(数値スケール)で5、強い痛みがある場合は、モルヒネのレスキュー薬を使用していた。また、最近、「薬が飲みにくい」という訴えもある。本人は、毎日お風呂に入りたいという希望がある。
- (処方)
- モルヒネ塩酸塩水和物徐放性カプセル120mg
- 1回1カプセル(1日1カプセル)
- 1日1回 夕食後 14日分
- モルヒネ塩酸塩水和物内用液10mg 1回2包(10mg/包)
- 痛いとき 20分(全40包)
- 酸化マグネシウム 1回0.5g(1日0.5g)
- 1日1回 就寝前 14日分
問324(実務)
薬剤師は、モルヒネ塩酸塩水和物徐放性カプセルを中止して、他の薬剤への変更を医師に提案することにした。薬剤として適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、では、増量は考えないものとする。
注)以下を前提に計算すること
- オピオイドスイッチングを行う際の換算比は、経口モルヒネ対フェンタニルを100:1とする。
- フェンタニル貼付剤から1日あたりフェンタニルとして吸収される量は、1日用は貼付用量の約30%、3日用は貼付用量の約14%とする。
問325(法規・制度・倫理)
その後、この患者が死亡し、患者の相続人から、薬剤が残っているので、薬局に返却したいとの申し出があった。確認したところ、残薬はフェンタニル貼付剤及び酸化マグネシウムであった。これらの薬剤の取扱いに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
324
2→一日あたりの投与量は0.6mgであるため不適切である
3→一日あたりの投与量は0.3mgであるため不適切である
4→一日あたりの投与量は0.588㎎であるため不適切である
5→一にあたりの投与量は0.294㎎であるため不適切である
325
1→許可等は不要である
4→調剤された麻薬は再利用できないため不適切である
5→処方されたもの以外が使用することは不適切である
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問題文正答率:50.00%
一般問題(薬学実践問題) 【実務】
問326 76歳男性。軽度の認知症あり。アルコール多飲歴なし。喉の違和感を主訴に総合病院を受診した結果、食道がんが見つかり、食道全摘術を施行することとなった。術後は集中治療室に入室予定である。手術がから周術期管理チームで患者をサポートすることになり、まずチームの担当薬剤師が、常用薬とお薬手帳を確認したところ、以下の薬物を服用中であった。周術期の使用において特に注意を払う必要がある薬物はどれか。1つ選べ。
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
問327 近年、薬剤耐性(antimicrobial resistance:AMR)の対策は、医療現場における重要な課題の一つになっている。AMR対策として適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→インフルエンザワクチンは任意接種に該当する
4→不用意な接触はほかの患者へと耐性菌が感染するおそれがあるため不適切である
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問題文正答率:50.00%
問328 86歳男性。脳梗塞のため在宅療養中である。薬剤師が訪問した際、仙骨部に褥瘡があることがわかった。褥瘡の状態は、滲出液を伴う赤色肉芽(赤色期)が主で、壊死組織(黄色期)はわずかであった。薬剤師が医師に処方提案する医薬品として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→滲出液の少ない創に適している
2→かたい壊死組織に水分を与えて柔らかくし、取り除きやすくする効果がある
4→中等度~少量の滲出液の創に適している
5→滲出液の少ない創に適している
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問題文正答率:50.00%
問329 60歳男性。1ケ月前から息切れが出現し、病院を受診したところ、初めて以下の薬剤が処方された。その他に既往歴や常用薬はない。
- (処方)
- エナラプリルマレイン酸塩錠2.5mg 1回1錠(1日1錠)
- ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg 1回1錠(1日1錠)
- アゾセミド錠60mg 1回1錠(1日1錠)
- ジゴキシン錠0.125mg 1回1錠(1日1錠)
- 1日1回 朝食後 14日分
薬局に処方箋を持参した際に、患者が日常生活でを薬剤師に尋ねた。以下のうち、この疾患の増悪を早期に発見する上で、薬剤師が患者に伝えるべきセルフモニタとして適切なのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
患者は慢性心不全であると判断できる
慢性心不全が増悪すると選択肢2の体重の急な増加がみられ、体液量の増加に伴い脈拍数の増加も認められる
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問題文正答率:50.00%
問330 4歳男児。体重17kg。脳性麻痺で以下の薬剤が処方された。
- (処方)
- ダントロレンナトリウム水和物カプセル25mg
- 1回0.3カプセル(1日0.6カプセル)
- 1日2回 朝夕食後 14日分
1包あたり0.3gになるように賦形剤を加えて調剤する場合、この処方を全量調剤するために加える賦形剤の総量(g)として正しいのはどれか。1つ選べ。なお、ダントロレンナトリウム水和物カプセル1カプセルあたりの内容量は0.25gである。
解説・コメント
8.4cp*0.25g=2.1g
28包*0.3g=8.4g
8.4g-2.1g=6.3g
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問題文正答率:50.00%
問331 40歳男性。MRSAへの感染が確認され、翌朝よりバンコマイシンを1回1,000mg、1日2回(8:00、20:00)、点滴時間を1時間で投与する予定である。バンコマイシンの投与量を決定するために最適な採血タイミングはどれか。1つ選べ。なお、この患者におけるバンコマイシンの消失半減期は12時間程度と見積もられている。
解説・コメント
バンコマイシンのTDMはトラフ値を測定する
そのため、ルーチンでのピーク値測定は推奨されていないため、4~5回目投与直前に採血を行う
https://ja.mondder.com/fq?id=6112🔗
問題文正答率:50.00%
問332 中耳炎と診断された1歳9ヶ月の乳幼児を連れた母親が、下記の処方箋を持って薬局を訪れた。この患者の服薬にあたり、薬剤師が留意すべき副作用とその理由として適切なのはどれか。1つ選べ。
- (処方)
- セフジトレンピボキシル小児用細粒10% 1回0.4g(1日1.2g)
- 1日3回 朝昼夕食後 7日分
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6113🔗
問題文正答率:50.00%
問333 下記のそれぞれの事例の薬物治療のうち、禁忌に該当するのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→禁忌ではない
3→禁忌ではない
5→禁忌ではない
https://ja.mondder.com/fq?id=6114🔗
問題文正答率:50.00%
問334 72歳女性。体重40kg。肺がんステージⅣで、緩和病棟に入院することになった。薬剤管理指導時、「最近、疼痛時の薬を飲んだ後、2時間くらいすると周りの景色がゆがんだりすることがあります。」と訴えがあった。レスキュー薬は1日1回程度服用することで、疼痛コントロールはできている。
現在服用中の処方薬及び検査所見は下記の通りである。
- (処方1)
- モルヒネ硫酸塩水和物徐放錠60mg 1回1錠(1日2錠)
- 1日2回 12時間毎 7日分
- (処方2)
- モルヒネ塩酸塩水和物内用液10mg 1回2包(10mg/包)
- 疼痛時内服 10分(全20包)
- (処方3)
- ラメルテオン錠8mg 1回1錠(1日1錠)
- 1日1回 就寝前 7日分
検査所見:血圧110/80mmHg、体温37.5℃、脈拍78/分(整)、AST35IU/L、ALT40IU/L、BUN30mg/dL、血清クレアチニン値1.5mg/dL、下肢の浮腫(2+)
患者の状態から判断するため、SOAP方式でこの患者の指導記録を作成した。その内容の組合せのうち、適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→相互作用は報告されていない
2→ラメルテオンは肝臓にて代謝されるため、減量または中止の提案は不要である
3→肝機能の低下は認められない
5→相互作用は報告されていない
https://ja.mondder.com/fq?id=6115🔗
問題文正答率:50.00%
問335 インスリン注射液(注)のバイアルから50単位をとり、生理食塩液49.5mLに混合し、シリンジポンプを用いて持続静注することになった。1日あたりインスリン12単位を投与する場合、1時間当たりの流速(mL/時間)として正しいのはどれか。1つ選べ。
(注)1バイアル10mL中に、日局インスリンヒト(遺伝子組換え)1,000単位を含む。
解説・コメント
24時間:12単位=1時間:x単位
x=0.5単位
https://ja.mondder.com/fq?id=6116🔗
問題文正答率:50.00%
問336 ある薬局で採用予定の医薬品は口腔内崩壊(OD)錠で、5mg、10mg、20mg、40mgの4規格が存在する。取扱い方法を検討するため当該医薬品のインタビューフォームを確認したところ、以下に示すデータが記載されていた。このデータの解釈及び対応として適切なのはどれか。2つ選べ。選択肢中、特に規格を示さないときは4規格に共通するものとする。
解説・コメント
1→24カ月までのデータしかないため、保管できるとはいえない
3→判断できない
5→含量に関するデータの記載がないため判断できない
https://ja.mondder.com/fq?id=6117🔗
問題文正答率:50.00%
問337 アドレナリン自己注射用キット製剤において、使用時に針が出ないという不具合が報告され、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)より、クラスⅠの回収情報が出された。この報告を受けて、ある病院の薬剤師が該当ロットの製剤の納品履歴があるかどうかを確認したところ、6ヶ月前に1本納品されていたが、調剤済みで在庫はなかった。該当ロットの製剤の使用期限はあと9ヶ月程度残っていることが判明した。この病院がとるべき対応として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6118🔗
問題文正答率:50.00%
問338 59歳女性。以下の処方薬と検査値の記載された処方箋を薬局に持参した。この患者は約1年間、同一の処方内容で外来治療を受けており、前回までの検査値は基準値内を推移していたが、今回の検査で異常が認められた。
- (処方)
- エプレレノン錠50mg 1回1錠(1日1錠)
- リナグリプチン錠5mg 1回1錠(1日1錠)
- ピタバスタチンカルシウム錠2mg 1回1錠(1日1錠)
- カルベジロール錠2.5mg 1回2錠(1日2錠)
- ペリンドプリルエルブミン錠2mg 1回1錠(1日1錠)
- 1日1回 朝食後 60日分
今回の検査値:Hb12.4g/dL、Plt23.0×104/μL、Na140mEq/L、Cl100mEq/L、K5.8mEq/L、血清クレアチニン値0.78mg/dL、AST22IU/L、ALT20IU/L、HbA1c5.2%(NGSP値)、LDL-C105mg/dL、TG(トリグリセリド)115mg/dL
今回の検査値の異常と関連性が高く、疑義照会すべき優先順位の高い医薬品はどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→DPP-4阻害薬である
3→HMG-CoA還元酵素阻害薬である
4→α・β受容体遮断薬である
https://ja.mondder.com/fq?id=6119🔗
問題文正答率:50.00%
問339 75歳女性。変形性膝関節症に対する膝関節全置換術後半年の患者で、以下の薬剤を服用している。最近、足先の浮腫に加えて倦怠感がある。それに加え、頻度は変わらないものの1回の尿量が減少するなどの症状を自覚している。黄疸は見られない。この患者の副作用症状の原因となる薬剤として、最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
浮腫および尿量の減少より急性腎不全の疑いがある
NSIDsは急性腎不全を引き起こす薬物であるため選択肢2が適切である
https://ja.mondder.com/fq?id=6120🔗
問題文正答率:50.00%
問340 58歳男性。糖尿病で近医にてインスリン治療を継続している。前回と同じ内容の処方箋を持って薬局を訪れた。残薬を確認したところ、インスリン注射液の残薬はないが、使用可能な注射針が13本自宅にあるとのことであった。薬剤師が注射針の必要数を計算したところ、処方量が不足していることに気付いた。
- (処方1)
- インスリンアスパルト(遺伝子組換え)300単位/mL 3キット
- 1回3単位 1日3回 朝昼夕食直前 皮下注射(自己注射)
- (処方2)
- インスリングラルギン(遺伝子組換え)300単位/mL 2キット
- 1回8単位 1日1回 夕食直前 皮下注射(自己注射)
- (処方3)
- BDマイクロファインプラスTM31G×5mm ペン型注入器用注射針(7本/袋)4袋[
注射時に空打ちで2単位使用する。医師に提案する追加すべき注射針数(1袋7本入り)として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
900単位/(3単位/回+2単位/回)=180回
600単位/(8単位/回+2単位/回)=60
180+60=240
https://ja.mondder.com/fq?id=6121🔗
問題文正答率:50.00%
問341 勤務病院であり、オリンピック・パラリンピックの競技会場が近隣にあることから、NBC災害(注)時の解毒薬の準備状況を確認するため、対象物質とその解毒薬又は拮抗薬のリストの作成に着手した。表の組合せのうち、適切でないのはどれか。1つ選べ。
(注)NBC災害:核(nuclear)、生物(biological)、化学物質(chemical)による特殊災害をさし、目に見えない脅威が人体に害を与える性質を持つ災害とされる。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6122🔗
問題文正答率:50.00%
問342 応需した処方箋に在庫のない医薬品が記載されていたため、近隣の薬局に譲渡依頼をし、新卒の薬剤師が初めて当該医薬品を受け取りに行き、以下の対応をした。
- 受け取るにあたり身分証明書を提示した。
- 受け取るにあたり薬局開設許可証のコピーを提供した。
- 譲渡依頼を受けた薬局の従事者から医薬品を受領した。
- 外箱が破損していたので、譲渡依頼を受けた薬局での保管状況及び当該医薬品の仕入れの経緯を確認した。
この薬剤師の正しい対応を全て含んでいる組合せはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6123🔗
問題文正答率:50.00%
問343 健康サポート薬局において、健康啓発の一環として地域住民を対象に健康相談会を開催した。最近、大腿骨を骨折し、往診にて内服薬で治療中の80歳女性の家族から食事に関する相談を受けた。薬剤師がチェックシートを用いて質問をしたところ次の回答を得た。
チェックシートに基づいて、薬剤師が行う適切な生活上の提案はどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→この姿勢で飲食を行うと誤嚥の危険性がある
3→定期的な散歩は筋力低下の予防に適切であるが、患者は大腿骨を骨折しているため不適切である
4→誤嚥の予防にとろみをつける必要がある
https://ja.mondder.com/fq?id=6124🔗
問題文正答率:50.00%
問344 56歳男性。下記の処方薬を使用中であるが、市販の胃薬を購入するために来局した。
- (処方)
- ピロカル眼液2%(5mL/本) 3本
- 1回1滴 1日4回 朝昼夕就寝前 両目点眼
患者は普段から胃が弱いことを訴えており、過日より親の介護でストレスを感じるようになったせいか、少しキリキリと胃の痛みを感じることがあるとのことであった。表の成分を含む医薬品のうち、推奨するものとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→止瀉薬である
2→便秘薬である
3→緑内障治療中には併用禁忌である
5→解熱鎮痛剤のため不適切である
https://ja.mondder.com/fq?id=6125🔗
問題文正答率:50.00%
問345 学校薬剤師が中学校の生徒を対象に医薬品の適切な使い方に関する授業を行っている。以下の図を用いて説明できる内容はどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→中毒が出る濃度に達していないため不適切である
3→この図ではデータがないため、説明できない
5→この図ではデータがないため、説明できない
https://ja.mondder.com/fq?id=6126🔗
0
解説・コメント
286
2→正常または増加する
4→陰性を示す
5→陰性を示す
287
完全に抗菌するためには処方薬を14日間継続して服用する必要がある