薬剤師国家試験 過去問 第107回1日目(2) 一般問題(薬学理論問題)
オプション
問題文正答率:33.33%
一般問題(薬学理論問題)【物理・化学・生物】
問91 分子軌道法に基づく基底状態の分子の電子配置に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
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問題文正答率:33.33%
問92 放射線及び放射壊変に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→放射壊変とは放射性核種が放射線の放出に伴い自発的に核分裂して、別の各種に変化することであり、これは1次反応速度式に従う。
4→X線は原子核外で発生してγ線は原子核内で発生する。
5→壊変する核種によってエネルギーは変化するため、一定ではない。
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問題文正答率:33.33%
問93 状態関数と経路関数に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→示強性の状態関数である。
3→示量性の状態関数である。
4→状態関数の一つであり、経路関数ではない。
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問題文正答率:33.33%
問94 生体膜の膜電位は、膜の両側におけるイオン濃度の不均衡によって生じる。そのイオン濃度の不均衡は、生体膜が水や小さいイオンは通すが、大きなイオンは通さない半透膜の性質をもつことで生じる。
図のように、半透膜の内相にタンパク質P5-(-5の電荷をもち5Na+が対イオンとなっている)の0.01mol/L水溶液を置き、外相には濃度が0.1mol/LのNaCl水溶液を置いておく。平衡状態に達したとき、半透膜の外相と内相のNa+とCl-の濃度には次式が成立している。
[Na+]外相・[Cl-]外相=[Na+]内相・[Cl-]内相平衡に達したときの半透膜の内相と外相のNa+の濃度の差に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、浸透圧差に基づく物質の移動は考慮しないものとする。
解説・コメント
[Na⁺]外相 0.1-X㏖/L [Cl⁻] 外相0.1-X㏖/L
[Na⁺]内相 0.05+X㏖/L [Cl⁻] 内相X㏖/L
問題文よりNa⁺外相・Cl⁻外相=Na⁺内相・Cl⁻内相より
(0.1-X)・(0.1-X)=(0.05+X)・X
これよりX=0.04㏖/Lとなる。
以上よりNa⁺内相-Na⁺外相=0.09-0.06=0.03㏖/Lとなる
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問題文正答率:33.33%
問95 ア~ウのグラフは、反応次数の異なる化学反応の経時変化を表したものである。これらのグラフに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、[A]は反応物Aの濃度(懸濁液の場合は、その時点の、Aの全量を体積で割った値)、tは時間を表す。
解説・コメント
1→ア~ウはグラフの傾きから反応速度定数が求められる
3→アのグラフを示す
5→次元は全て異なる
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問題文正答率:50.00%
問96 分配係数は、薬物の脂溶性の指標として用いられる。ある1価の弱酸HA(pKa5.3)がpH5.0の緩衝液中に溶解している。この緩衝液200mLに水と混ざり合わない有機溶媒100mLを加えてHAを1回抽出したところ、抽出率は75%であった。この弱酸HAの分配係数KD(有機溶媒中の分子形の濃度/緩衝液中の分子形の濃度)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、温度は一定で、混合により有機溶媒と緩衝液の体積に変化はなく、イオン形(解離形)は有機層に移行しないものとする。また、100.3=2とする。
解説・コメント
pH、pKaよりヘンダーソンハッセルバルヒ式より[HA]水:[A⁻]水=2:1となる。
抽出率が75%のため有機溶媒中の薬物量:緩衝液中の薬物量=75:25=3:1
緩衝液中の薬物量をXとすると[HA]水:[A⁻]水=2:1より答えは9となる
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問題文正答率:50.00%
問97 日本薬局方に記載されているハロゲン化物の定性反応A~Dに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
定性反応
A 本品の溶液にア試液を加えるとき、淡黄色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部にアンモニア水(28)を加えて振り混ぜた後、分離した液に希硝酸を加えて酸性にするとイ白濁する。
B 本品の溶液にア試液を加えるとき、ウ沈殿を生じる。この一部に希硝酸を、また、他の一部にアンモニア水(28)を追加してもいずれも沈殿は溶けない。
C 本品の溶液にア試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部にエ過量のアンモニア試液を加えるとき、溶ける。
D 本品の溶液に塩素試液を加えるとき、黄褐色を呈する。これを二分し、この一部にクロロホルムを追加して振り混ぜるとき、クロロホルム層は黄褐色~赤褐色を呈する。また、他の一部にフェノールを追加するとき、オ白色の沈殿を生じる。
解説・コメント
1→硝酸銀である
3→黄色を呈する
4→アンモニアとジアンミン銀イオンを形成する
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問題文正答率:50.00%
問98 日本薬局方塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O:147.01)の定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
本品約0.4gを精密に量り、水に溶かし、正確に200mLとする。この液20mLを正確に量り、水40mL及び8mol/Lア2mLを加え、更にNN指示薬0.1gを加えた後、直ちにイ0.02mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液で滴定する。ただし、滴定の終点は液の赤紫色が青色に変わるときとする。
0.02mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液1mL=ウmgCaCl2・2H2O
解説・コメント
1→水酸化カリウム試薬である
2→ポリエチレン瓶に保存する
3→2.940である
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問題文正答率:50.00%
問99 固定相としてオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲル、移動相としてアセトニトリルと水の混合液を用いて、ベンゼン、トルエン及びエチルベンゼンの分離を液体クロマトグラフィーにより行った。この分離に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→ベンゼン トルエン エチルベンゼンの順である
3→分離係数は比例しない
4→保持時間は短くなるが分離度は向上しない
5→エチルベンゼン トルエン ベンゼンの順へと変化する
https://ja.mondder.com/fq?id=6349🔗
問題文正答率:50.00%
問100 キャピラリー電気泳動は、微量の試料の分析に極めて有用であり、臨床検査における血清タンパク質の分析にも用いられている。溶融シリカ毛細管を用いたキャピラリー電気泳動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→陽極から陰極の方向へ向かう
2→陽イオン性物質は中性物質よりも速く泳動する
3→分子サイズの小さい順に検出される
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問題文正答率:50.00%
問101 D-リボースの構造を正しく表しているFischer投影式はどれか。1つ選べ。
解説・コメント
2→D-アラビノースの構造である
3→D-キシロースの構造である
4→L-リボースの構造である
5→L-キシロースの構造である
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問題文正答率:50.00%
問102 1,2-ジメチルシクロヘキサンの構造Aに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→トランス体である
2→同一物質である。エナンチオマーの関係ではない
5→メチル基がアキシアル位に存在すると不安定化される
https://ja.mondder.com/fq?id=6352🔗
問題文正答率:50.00%
問103 主生成物としてメソ体を与えるのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→ラセミ体が生成する
3→ラセミ体が生成する
4→ラセミ体が生成する。マルコフニコフ則に従った化合物ができる
5→ラセミ体が生成する。逆マルコフニコフ則に従った化合物ができる
https://ja.mondder.com/fq?id=6353🔗
問題文正答率:50.00%
問104 次の反応のうち、主生成物の構造を正しく示しているのはどれか。1つ選べ。ただし、各反応はそれぞれ適切な溶媒を用いて行い、反応終了後、適切な後処理を施したものとする。
解説・コメント
1→主生成物はパラ置換体となる
2→主生成物はオルト置換体またはパラ置換体となる
3→主生成物はメタ置換体となる
4→主生成物はヒドロキシ基からみたオルト置換体となる
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問題文正答率:50.00%
問105 日本薬局方に収載されている次の確認試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
「本品1mLにヨウ素試液2mL及びA試液2mLを加えて振り混ぜるとき、淡黄色の沈殿を生じる。」
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
問106 ボルテゾミブは、プロテアソームのβ5サブユニットのN末端トレオニン残基と結合し複合体を形成することにより、プロテアソームの働きを阻害する。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→ピラジン環である
2→立体配置はR配置である
4→形式電荷は-1である
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問題文正答率:50.00%
問107 次の抗悪性腫瘍薬のうち、DNAの塩基部分をアルキル化するのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→イマチニブの構造である チロシンキナーゼ阻害薬である
3→タモキシフェンの構造である エストロゲン受容体拮抗薬である
4→テガフールの構造である チミジル酸合成酵素阻害薬である
5→リュープロレリンの構造である 性腺刺激ホルモン放出ホルモン製剤である
https://ja.mondder.com/fq?id=6357🔗
問題文正答率:50.00%
問108 日本薬局方収載センナに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6358🔗
問題文正答率:50.00%
問109 天然物由来成分の化学構造を基に開発された、血液凝固抑制作用を有するクマリン誘導体はどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→メトキサレン構造である 尋常性白斑に用いられる
2→トラニラストの構造である 気管支喘息に用いられる
3→イプリフラボンの構造である 骨粗しょう症に用いられる
5→クロモグリク酸ナトリウムの構造である アレルギー性鼻炎に用いられる
https://ja.mondder.com/fq?id=6359🔗
問題文正答率:50.00%
問110 図は、洞房結節細胞の自発性活動電位に対する自律神経の影響を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2.3→膜電位の図は、実線から点線へと変化する
5→主に細胞外へのCa²⁺流入によるものである
https://ja.mondder.com/fq?id=6360🔗
問題文正答率:50.00%
問111 図は、アンジオテンシンⅡの生成経路とアンジオテンシンⅡによる血圧調節の概要を示したものである。この図の内容に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→心臓ではなく肝臓である
2→腎臓の糸球体を流れる血液量が低下したときに分泌量が増加する
4→副腎皮質球状層である
5→Na⁺の再吸収を促進する
https://ja.mondder.com/fq?id=6361🔗
問題文正答率:50.00%
問112 血小板に関わる分子についての記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→血小板凝集を促進させる
3→ADPはGiタンパク質であり、AC産生抑制→細胞内Ca²⁺濃度増加→血小板凝集促進
5→PGI₂はGsタンパク質であり、AC産生→細胞内Ca²⁺濃度低下→血小板凝集抑制
https://ja.mondder.com/fq?id=6362🔗
問題文正答率:50.00%
問113 糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→脂肪酸、ロイシンは糖新生には利用できない
2→肝臓、腎臓で行われる
3→ピルビン酸からオキサロ酢酸をへて、ホスホエノールピルビン酸へと変換される
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問題文正答率:50.00%
問114 薬物Aに感受性のある培養細胞を用いて、その細胞内の代謝調節タンパク質Bについて調べることにした。
操作の流れを図1に示す。培地に薬物Aを添加して細胞を1時間培養した後、培地を除去してから細胞を回収した。細胞を破砕し、低速度の遠心操作で核画分を分離回収した。さらに高速度の遠心操作で、核を除いた細胞の膜画分を分離回収した。また、対照として、培地に薬物Aを添加しなかった細胞についても同様の操作を行った。
ドデシル硫酸ナトリウムを用いたポリアクリルアミド電気泳動(SDS-PAGE)にて、核画分及び膜画分中のタンパク質を分離し、タンパク質Bに対するポリクローナル抗体を用いてウエスタンブロットを行った。SDS-PAGEは、還元剤(2-メルカプトエタノール)を添加した条件と添加しない条件の2通りの方法で行ったところ、図2に示す結果を得た。
以上の実験とその結果から推測される記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→核膜ではなく、細胞膜である
4→2つに切断される
5→分子量は約100kDaである
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問題文正答率:50.00%
問115 テロメアに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→テロメアはDNA末端に存在するため、複製開始点とはならない
3→生殖細胞やがん細胞ではテロメアは短縮しない
5→RNAが利用される
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問題文正答率:50.00%
問116 図は、単量体で作用する酵素のヒト遺伝子構造を示したものである。5つのエキソンを順に数字で表し、矢印A、Bは、頻度が高い2種類の遺伝子多型A、Bのそれぞれの位置を示す。多型Aはプロモーター領域に、多型Bは翻訳領域に存在する。この遺伝子は常染色体上に存在し、多型Aのヘテロ接合体では、野生型ホモ接合体と比べて、この酵素の活性がほぼ半分になる。多型Bのヘテロ接合体では、酵素活性が野生型ホモ接合体の約3/4になる。
この多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→サイレント変異ではない。サイレント変異とは塩基配列が変化してもアミノ酸配列が変化しないことをいう
4→野生型とは異なる
5→第一エクソン内の配列に対するRT-PCRで判定できる
https://ja.mondder.com/fq?id=6366🔗
問題文正答率:50.00%
問117 ヒトの免疫系の組織と細胞に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→B細胞ではなくT細胞である
3→T細胞に対して樹状細胞が抗原提示を行う
4→この記述は脾臓に関することである
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問題文正答率:50.00%
問118 図は、ヒト免疫グロブリンG(IgG)の構造を模式的に示したものである。領域A~領域Eで示したIgGの部分構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→抗原ごとにアミノ酸配列は異なる
2→領域BではなくDである
5→領域EではなくDである
https://ja.mondder.com/fq?id=6368🔗
問題文正答率:50.00%
問119 細菌の細胞表面構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→細胞膜の外側に存在する
3→ナイセリア属菌には脂質層は存在しない
4→ペプチドグリカンは存在しないが細胞膜は存在する
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問題文正答率:50.00%
一般問題(薬学理論問題)【衛生】
問120 下表は、2020年10月1日現在の年齢区分別人口割合を示したものである。この表に基づく人口指標に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
年齢区分 | 人口割合(%) |
---|---|
15歳未満 | 12 |
15~64歳 | 59 |
65~74歳 | 14 |
75歳以上 | 15 |
解説・コメント
1→老年化指数は老化指数=老年人口÷年少人口×100のため250を超えていない
2→老年人口指数は老年人口指数=老年人口÷生産年齢人口×100のため50を超えていない
4→従属人口指数は従属人口指数=(年少人口+老年人口)÷生産年齢人口×100のため80を超えていない
https://ja.mondder.com/fq?id=6370🔗
問題文正答率:50.00%
問121 疫学調査の結果に基づいて因果関係を判定する際の基準に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→関連の整合性に関する記述である
3→関連の強固性に関する記述である
5→関連の特異性に関する記述である
https://ja.mondder.com/fq?id=6371🔗
問題文正答率:50.00%
問122 検疫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
*感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
解説・コメント
3→検疫感染以外のものも含まれる。
新興感染とは、かつて知られていなかった新しく認識された感染症で局地的あるいは国際的に公衆衛生上問題となる感染症のことをいう。
https://ja.mondder.com/fq?id=6372🔗
問題文正答率:50.00%
問123 性感染症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
*感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6373🔗
問題文正答率:50.00%
問124 図は、我が国のリスク要因別の関連死亡者数を示したものである。リスク要因a~cの組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
a→関連死亡の要因として循環器疾患、悪性新生物、呼吸器疾患のため喫煙が該当する
b→関連死亡の要因として循環器疾患のみとなるため、高血圧が該当する
c→関連死亡の要因として循環器疾患、悪性新生物、糖尿病のため、運動不足が該当する
https://ja.mondder.com/fq?id=6374🔗
問題文正答率:50.00%
問125 図は、1950年代から2010年代における心疾患及び脳血管疾患の死亡率の年次推移を示したものである。疾患ア~エは、心不全、虚血性心疾患、脳梗塞、脳内出血のいずれかである。次の記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
(注)1994年及び1995年の大きな変化は、死亡診断書の注意書きの周知あるいは国際ルール(ICD-10)適用の影響による。
国民衛生の動向2020/2021より引用
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6375🔗
問題文正答率:50.00%
問126 職業性疾病と有害要因に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6376🔗
問題文正答率:50.00%
問127 食物繊維に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→腸内細菌によって一部分解される
3→リグニンは高分子フェノール性化合物である
4→動物性食品由来のものも一部存在する
https://ja.mondder.com/fq?id=6377🔗
問題文正答率:50.00%
問128 未使用のコーン油とオリーブ油について、油脂の変質に対する温度の影響を調べる実験を行った。実験では、60℃の一定温度で7週間保存し、1週間ごとに過酸化物価(meq/kg)と酸価(mg/g)の測定を行った。結果は以下のグラフに示すとおりである。なお、実験に用いたコーン油とオリーブ油の実験開始前(開封直後)におけるヨウ素価(g/100g)は、コーン油が124、オリーブ油が75であった。コーン油はリノール酸を、オリーブ油はオレイン酸を最も多く含む。コーン油とオリーブ油の変質試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→不飽和脂肪酸を多く含むことがわかる
4→オリーブ油よりコーン油のほうが酸化されやすいことがわかる
5→測定値の上昇は抑えられると予想される
https://ja.mondder.com/fq?id=6378🔗
問題文正答率:50.00%
問129 食品成分の変化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→メイラード反応とは、還元糖とアミノ酸が非酵素的に反応することである
3→トリメチルアミンは、トリメチルアミンN-オキシドが還元されることによって生じる
4→トリプトファンは腐敗によってスカトールが生じる
https://ja.mondder.com/fq?id=6379🔗
問題文正答率:50.00%
問130 食品の加熱により、アミノ酸が関与する反応で生じる発がん物質はどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→シンフィチンの構造である
3→プタキロシドの構造である
5→ヒスタミンの構造である
https://ja.mondder.com/fq?id=6380🔗
問題文正答率:50.00%
問131 活性酸素に対する生体内の防御因子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→SODはスーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する
2→ミトコンドリアではなく、細胞質に局在する
5→グルタチオンレダクターゼはグルタチオンを酸化型から還元型へ変換する
https://ja.mondder.com/fq?id=6381🔗
問題文正答率:50.00%
問132 農薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
3→パラコートはスーパーオキシドアニオンやヒドロキシラジカルを生じる
4→アセタミプリドはニコチン性アセチルコリン受容体に結合して神経の興奮とシナプス伝達の遮断を引き起こす
5→フェノトリンは神経の電位依存性Na⁺チャネルに作用する
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問題文正答率:50.00%
一般問題(薬学理論問題)【物理・化学・生物/衛生/法規・制度・倫理】
問133−135 自宅の寝室で倒れている男性が救急搬送された。簡易検査の結果をもとに、直ちに対応する解毒薬が投与された。一方、寝室にはコップの中に大量の錠剤が沈んだ飲料水が残されていた。
問133(物理・化学・生物)
錠剤の成分が何かを調べるため、コップの中に残された薬剤に適切な処理をしたのち、1H NMRスペクトル(CDCl3溶媒中)を測定した。得られたスペクトルをデータベースと照合したところ、図に示したチャートとシグナル及び積分値が一致した。錠剤の成分として推定される医薬品Aの構造はどれか。1つ選べ。ただし、図はTMSを基準(0ppm)とし、シグナルを積分曲線と共に示したもので、×は重溶媒中に微量に含まれるCHCl3のシグナルである。
問134(法規・制度・倫理)
法令上、この医薬品Aが該当するのはどれか。1つ選べ。
問135(衛生)
この患者に投与された解毒薬として、適切なのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
133→化合物AはHを12個有するものであるため1の構造である
134→医薬品Aはトリアゾラムである
135
1→ベクロニウム、ロクロニウムの解毒薬
2→モルヒネの解毒薬
4→パラチオン、マラチオンの解毒薬
5→ヒ素、水銀の解毒薬
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問題文正答率:50.00%
一般問題(薬学理論問題)【衛生】
問136 ある食品汚染物質の耐容一日摂取量(TDI)は、下図に示した動物試験の結果から得られた無毒性量(NOAEL)に、不確実係数100を適用して定められている。この食品汚染物質のTDI(ng/kg体重/日)として、適切な値はどれか。1つ選べ。
*は、それぞれの対照群(投与量0ng/kg体重/日)と比較して、統計的に有意な影響であることを示している。
解説・コメント
https://ja.mondder.com/fq?id=6384🔗
問題文正答率:50.00%
問137 In vitro遺伝毒性試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→突然変異ではなくDNA障害性を評価する方法である
2→生殖細胞遺伝毒性ではなく突然変異誘発性、染色体異常である
5→細菌でなく哺乳類細胞を用いる
https://ja.mondder.com/fq?id=6385🔗
問題文正答率:50.00%
問138 天然及び人工放射性核種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→α線ではなくβ⁻線とγ線である
4→実効半減期は18年となる
5→体内被曝による生体損傷は大きい
https://ja.mondder.com/fq?id=6386🔗
問題文正答率:50.00%
問139 上水道における浄水処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→中間塩素処理の記述である
2→塩素消費量の増加ではなく、塩素要求量である
3→アンモニアやアミン類の除去を目的としている
https://ja.mondder.com/fq?id=6387🔗
問題文正答率:50.00%
問140 大気中の窒素酸化物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→フューエルNOxに関する記述である
4→大気中へ排出される硫黄酸化物は、大気汚染防止法により施設単位の排出基準に基づく規制が行われる
5→達成率は100%で推移している
https://ja.mondder.com/fq?id=6388🔗
問題文正答率:50.00%
問141 室内環境と健康に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→一酸化窒素のHbに対する親和性は一酸化炭素よりも高い
4→TVOCの暫定目標値は、毒性学的知見から決定したものではない
5→化学物質の室内濃度指針値はヒトがその濃度の空気を一生涯にわたって接種しても健康への有害な影響を受けないであろうと判断される値であるため、不確実係数を適用したものではない
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問題文正答率:50.00%
一般問題(薬学理論問題)【法規・制度・倫理】
問142 薬剤師法に規定されている薬剤師の業務に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→必ず処方医に確認を取ってから調剤すること
3→災害時などの場合は販売または授与の目的で調剤することが可能となる
5→薬剤師免許を携帯する必要はない
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問題文正答率:50.00%
問143 医薬品の開発における臨床試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
1→安全性、忍容性、薬物動態の検討を目的としいる
2→薬物動態試験ではなく、探索的試験の実施である
3→臨床薬理試験ではなく、用量反応に関する試験である
5→予想できない副作用等を確認すること
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問題文正答率:50.00%
問144 医薬品リスク管理計画に関する説明のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→GVP省令の記述である
4→添付文書の作成や改定はリスク最小化活動に含まれる
5→副作用・感染症報告制度に基づく副作用評価は医薬品安全性監視活動に含まれる
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問題文正答率:50.00%
問145 次の分類のうち、コンタクトレンズが該当するのはどれか。1つ選べ。
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
問146 医薬品である覚醒剤原料について、薬局における法令に基づく取扱いとして、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
2→一緒に保管できるのは覚せい剤である
3→指定を受ける必要はない
5→調剤前のものは都道府県知事に届け出て当該職員立ち合いのもとで行う。
30日以内に届け出るのは、調剤済のものである
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問題文正答率:50.00%
問147 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→個人情報は取り扱い件数に関係なく、該当する
2→個人情報に該当する
3→要配慮個人情報の記述である
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問題文正答率:50.00%
問148 医療法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
1→常時医師が3人以上勤務する場合に置くべきである
4→承認要件には、高度の医療を提供する能力がある
5→承認要件には、特定臨床研究に関する評価を立案し、実施する能力がある
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問題文正答率:50.00%
問149 介護保険制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解説・コメント
3→5年以上の実務経験が必要である
4→かかりつけの医師ではなく、ケアマネージャーである
5→年齢ではなく要介護状態の区分である
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問題文正答率:50.00%
問150 新規感染症予防のために新しいワクチンが開発された。臨床試験ではワクチン接種群では2万人のうち10人が発症、プラセボ接種群では2万人のうち200人が発症し、ワクチンの有効率は95%であった。この新しいワクチンの接種費用は1人当たり1万円で、その他の費用は考慮しない場合、このワクチンの増分費用効果比(1人の発症を防ぐための費用)として、最も近い値はどれか。1つ選べ。
解説・コメント
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解説・コメント
2、3→各軌道には2つの電子が入ることができる。また、その電子はスピンが逆である必要がある。
4→エネルギーの低い軌道から入っていく。