問2 風速の鉛直分布は、以下のべき乗則を用いて、近似的に表すことができる。
\[ u(z)=u(z_1)\bigg( \frac{z}{z_1} \bigg)^p \]
ここで、u(z)は高度zにおける風速(m/s)、u(z1)は高度z1における風速(m/s)、pはべき数で、大気の熱的安定度によって変わる。
本曇の日中に、東京の市街地において高度10mで計測した風速が2m/sであった場合、同じ地点における高度100mの風速(m/s)はおよそいくらか。ただし、pの値は下表に従うものとする。
安定度 | 強不安定 | 並不安定 | 弱不安定 | 中立 | 弱安定 | 並安定 |
都市のp | 0.15 | 0.15 | 0.20 | 0.25 | 0.40 | 0.60 |
郊外のp | 0.07 | 0.07 | 0.10 | 0.15 | 0.35 | 0.55 |
なお、100.07=1.2、100.10=1.3、100.15=1.4、100.20=1.6、100.25=1.8、100.35=2.2、100.40=2.5、100.55=3.5、100.60=4.0とする。
解説・コメント